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[一期一会のある暮らし] 記事数:9

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京都錦市場【有次】の抜き型

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 毎日のお弁当を作るとき、何を入れようか?どんな彩りにしようか? 頭を悩ませる事が多いですね。食材をひと工夫することも大事ですが、ちょっとした道具でお弁当や毎日の食事がグレードアップしますよ。

 京都に店を構える「有次(ありつぐ)」。1560年に鍛冶屋から始まりました。包丁が有名で知っている方も多いと思いますが、国内外の料理に関わる人から選ばれる、JAPANクオリティーの調理器具を扱っています。

 包丁や、お鍋はもちろんですが、私の逸品は「抜き型」です。
 定番の銀杏や花型はもちろんのこと、ひょうたん、羽子板、うさぎ、すずめや蝶など、季節や料理に合わせた、一つ一つの繊細な形に脱帽です。料理の発展した街、京都ならではの道具でもあります。

 可愛らしさや形の良さだけでなく人参や大根などの硬い素材もきちんと抜くことが出来る刃物の緻密さは職人の成せる技だと思います。細部まで計算されて作られている抜き型は、一点一点手作り。ちょっとお値段は張りますが、一生ものです。

 我が家では、子どもが苦手な人参や大根を蝶とすずめで抜いて、煮物にしてお弁当に入れたり、ご飯のトッピングに抜き型を使っています。
 ちょっとした工夫で、お弁当も可愛らしく美味しく変身します。長年使える道具で食卓に華やかさを加えてみるのはいかがでしょうか。


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