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[自然派レストラン] 記事数:48

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◎自然派レストラン

フランス料理店 コワン ドゥ フルノ-
[茨城県守谷市]

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フランスの山や森、海から吹く風の香り
魔法にかけられた料理を楽しむ

 「コワン ドゥ フルノ-」はフランス語で「ガス台の端」—ソースを仕上げたり、魚の皮をパリッとするまでゆっくり焼いたり、弱火でじっくり煮込むのに使うとても大切な場所です。

 フランスやベルギーの三ツ星レストランで修業を積んだオーナーシェフが「ガス台の端でお肉に味がゆっくりしみ込むように地元にもゆっくりと浸透していけば…」との思いを込めて名付けました。
 「フランス料理は香りの料理。素材の持つ香りや味を引き出すためにスパイスとハーブは欠かせません」と話すシェフの作る料理は、季節と「ひらめき」で変わります。ベルギーでしか手に入らないスパイスを使った生地の上にフレッシュなフランボワーズのジュレ、その上にとろけるようなフォンダンショコラをのせた「キャレ ドゥ ショコラ」やスパイスたっぷりの甘酸っぱいソースを効かせた「鴨胸肉のロースト」など、フランスの風薫る料理はどれも「刺激的」。秋から冬にかけては野生の鳥を使った「ジビエ料理」がお目見えすることも…。


 「難しいことに挑戦するのが好き」なシェフは、坂東市にある実家で無農薬栽培した野菜やハーブ、地元産の味麓(みらい)豚などの新鮮な食材を使い、フランス本国と同等、あるいは限りなくそれに近い料理に挑みます。気候や食材の違いに苦戦した末、3年の歳月をかけて完成した「焼き栗のスープ」は予約の時点で問い合わせがあるほどの人気だそうです。
 お店でも自家製天然酵母と国産小麦を使用したバゲットを使い、ゆくゆくはパン職人の奥様と一緒に「パン屋さんも営みたい」と、常に前進し続けることを楽しんでいるシェフはフランス語も堪能。先日もフランス人とフランス在住の日本人がスパイスとハーブの魔法をかけられた「とっておきの料理」に舌づつみを打っていったそうです。そんな隠れ家レストランでフランスの山や森、海からの風を感じてみてはいかがでしょうか—。(n.o.)


茨城県守谷市御所ヶ丘4-20-19
電話/0297-45-6122
営業時間/ランチ12:00~15:30(14:00ラストオーダー)
     ディナー18:00~22:30(21:00ラストオーダー)
定休日/火曜・第3水曜

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