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[ゆたりやの亭主] 記事数:256

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大学生とゆたり

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   僕は仕事部屋でひとり・・・
   つい最近まで、僕の隣には
   アルバイトの大学生が座っていた。
   若い人と話しをするのは楽しい。
   写真のこと、授業のこと、音楽の話しや恋愛の話しや
   会話は尽きることなく続く・・・。


   あまり無駄話ばかりしていたからか・・・
   インターンの期間が修了し、部屋が空いたからか・・・
   彼は、最新MAC完備のインターン専用の部屋に移動した。








   少し前に、ペーパーゆたりが完成した。


   インターン期間中にすべてを完成することはできなかった。
   しかし、学生たちは授業の枠をこえてこの冊子をつくった。
   ゆたり側の要望や制作面でのアドバイスを理解しながら・・・。


   そして、アルバイトの彼は言うのだ。
   「これで終ったのではなく、これが始まりのように思える・・・」と。
   一所懸命にものづくりに向かう姿を見ていると
   日々、いろいろなことを吸収し、成長する純粋で貪欲な精神を感じる。
   満ち足りた時間を味わい、大きな自信につながったことだろう。









   机を並べていた頃、
   彼にこんなことを聞いたことがある。


   >僕たちは生まれてから成人するまでに
   >無かった「モノ」がいろいろ完成して感動した。
   >電話やカラーTVやPCやケータイ・・・など・・・。
   >生まれた時からほとんどのモノが揃っていた世代にとって
   >新しく完成した「モノ」って何かな?




   彼は即答した。
  「タッチパネルですかね」




   逆にいらないモノはなんだろうね?
  「TVは見ないです・・・」きっぱりと彼は言った。




   TV世代にとては衝撃の言葉だったが
   僕自身、確かにTVは観なくなっていることは事実だ。




   彼はこんな事も言う
  「紙は、みんな好きだと思います・・・」と言う。
   そして、アナログカメラや活版印刷などの古いモノに興味津々だ。
   画一化されたモノよりもどこか人間的な偶然性や
   シンプルなモノづくりの「しくみ」が、
  「リアル」なのかもしれない。


   もちろん、僕もそう感じてる・・・。









   53歳にして大学生と机を並べ、
   話しが尽きないというのも不思議な感覚だが、
   常に刺激し合えることがいい。
   新しいアプリを教えてもらったり、
   彼が知らなかったSNSのやり方を教えてあげたり。
   アナログ時代のデザイン現場の話しで盛り上がったり。


   会社に新しい人材が加わることは楽しい
   彼のように気遣いなく、話しができるのも珍しいが。


   僕も息子がいたら
   同じような話ができたのかな・・・
   そんな親子だったら楽しいだろうな。


   でも、教えるつもりが、教わることの方が
   多かったのように思える・・・。
   そう・・・いろいろと刺激になった・・・。
  
  

» Tags:ペーパーゆたり, インターン, 大学生, 息子, 会話, 刺激,

Trackback(0) Comments(2) by Yasumine|2013-09-10 12:12

▽コメント▽
Commented by マリサ 09/10 17:02

大学生のときにゆたりでインターンできるなんて、
羨ましいです!
私もゆたりでインターンしたいです!
主婦ではダメですか?笑
新しい世界に飛び込む勇気も忘れず、
でも自分の時間を大切にしたいと思ってしまう、
学生さんとyasumineさんの間の年齢です。
最初の職場はその人の軸となるような気がします。
きっとゆたりで素敵な体験をされたのでしょうね。

Commented by yasumine 09/10 17:54

マリサさん。
嬉しいコメントありがとうございます。
大学生にとってはかなり貴重な体験になったようですよ。
もちろん、受け入れ人数に限りがあるので
残念だった学生もいるのですが・・・。
主婦のインターン!面白い発想です!
これからはそういう時代かもしれません。
主婦のインターンシップ制度(^_^)


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