「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

ビックなやつ

ツイート

　実っ食ターイム！！なっ、なっ、何んつー、味だ！！！！
「白身の美味さは、新鮮さ！」って前に書いたような。僕は、あのプリプリ感、噛みしめるほどに、ほんのりとでてくる甘みと、しっかりとした旨味。これが醍醐味です。ただ、それがなくても美味い白身あります。たとえば、キンキや赤ムツなど、その魚自体が活け物で入ってくるのが、難しけど、とっても脂がのってたり、ハッキリとした濃い味がするものは、うまいですよね〜。

　しかしこのお魚ちゃん（白身）なんと、この両方の味がするぅぅー！！たとえるならっ、キンキと活けスズキをたして2で割って、さらに活けのヒラメと赤ムツをたして、またさらに2で割るみたいなぁー、そんな味ぃぃー！！よく意味がわかりませんが、白身魚の刺身のイイトコ取り！！つー味です！！
いやー、たまげた！！この衝撃は、初めてアラを食べた時以来のような・・・・。
　この物語は、1本の電話から始まる・・・・。
僕と、僕の大事な家族（従業員さん）と朝、干物をつくっていました。　「最近、宮崎から電話来ないネ〜」と僕。「こないだ、下手げうった、からじゃないですか」と内田さん。実は魚忠は、宮崎にも、仕入れ先があって、航空便でやってもらってます。この仕入れ先とは、1か月まえ本鮪の仕入れでの大クレームが発生、それ以来、二日一回あった電話もぱったりでした。
その直後、プルルルル♪「ハイ魚忠です！」「宮崎の○○水産です！」いやー、たまげた！！だって、今おめ〜の噂してたとこ！！思わず「いや〜、この間悪っかったね」俺は悪くないのに謝ってしまった。「いや、そんなこたぁ、どうでもいいんですっ」なっ、何〜〜！！おめ〜がいうとこじゃね〜べ！！さすが、宮崎のマンゴー育ち、嫌な事はすぐ忘れるぜぃ！この勢いで口蹄疫も吹き飛ばせィ！！思わず2秒間フリ〜ズしていると、「しゃっ、しゃっ、社長っ、今、ヤイトハタが、揚がったみたいですぅ！！」やや、興奮気味。ヤイトハタは、通称ゴマハタ。以前、宮崎から仕入れて、とっても、美味かったのを覚えています。「まー、この間俺もえげつなかったから、送ったらいいべ」サラリ。「アッ、アッ、アリガトウゴザイマス！！」なんでコイツこんなに興奮してんだ？？？まぁ、キロ5000くらいとして、こないだのが、9キロぐらいだったから、5万くらいの売上だからかなぁー。なかなか、キロ5000の高級魚、売れないもんなぁー。この不景気じゃ・・・・。「んで、何キロあんだ」俺。「ハイっ30キロです」サラリ。なんですと〜〜〜〜！！！！！おっめ〜、そしたら、5000いぇん×30キロで、イコール15万ぃえん！！！！
そんなの、誰が、誰が、誰がっっ、買うつーんだ！！！！！！！がっ、俺の性格上、引き下がれませんっ。たのしみに、かなしみに待つとしよーYOっ！！
　次の日、黒い猫とともに、ヒトキハでかい箱が登場！俺、激情！！ふたを開けると、でっ、でっ、でかっ！！こないだのこいつも、でかかったけどこの巨体の前では、赤ちゃんと大人。
三枚におろすのに、二人がかり。頭を落とすと、うちの面長イケメンワケ—衆の面より、でかい！！こんな、おっかねー顔のこいつに、海で出会ったら、その瞬間、窒息死だね。まーもっとも、俺は泳げませんが・・・。

　しかし、このゴマハタ、1週間くらい寝かしたほうがいいかも。この手のお魚は絶対寝かしたほうが美味い！だけども、活きがイイうちにも食べないと。だって、昨日、宮崎でピチピチ跳ねてた、ゴマハタが24時間以内に大洗に、魚忠に、箸と醤油がちょこんとはいった刺しチョコを前にヨダレたらたらの僕の前にあるんですから。
　いやー、でもホント美味いな。刺身も美味いけど、鍋で喰ったら、もっと美味いな。よし、思い切って、1週間寝かして、鍋にして暑い中、はふっ、はふっ、喰らいながら、冷酒をちびっとやりますか〜。母なる海に感謝して。

» Tags：ゴマハタ,

by マサヤン｜2010-06-16 11:11