この記事は、2013年3月に作成したものです。現在は、閉店されています。
「地元で愛され、みんなが集まる“町のパン屋さん”が理想です」と、オーナーの富田治紀さんと奥様の亜紀さん。食パン、コッペパン、ベーグル、スコーン、ごまパン、クリームパンなど、優しい表情をした素朴なパンたちが並びます。富田夫妻の温かい笑顔で迎えられ、訪れる人をほっとした気持ちにさせてくれる、ほっこりとしたパン屋です。
主にパンを作るのは亜紀さん。10年ほど前に趣味で作り始めたパンが友人たちに好評。いくつかの店での修業を経て、2012年10月に念願の店をオープン。一方、音響の仕事に携わってきた治紀さんは、調理師の免許を持ち飲食店で働いた経験があります。「様々な方のご協力と、ご縁があってこの店を開くことができました」。
夫婦で朝4時から仕込みに入ります。北海道産小麦、こだわりの卵やバターなど、自分たちが納得のいく材料だけを使います。5時間ほどかけて作る食パンは、きめが細かく、しっとりとした生地に仕上げています。注文を受けてから具を詰めるというコッペパンも人気のひとつ。詰める具では、じっくり煮詰めて作る自家製黒糖クリームがおすすめ。平たい円形のかたちが印象的なカマンベールチーズ入りごまパン、バターの風味が効いたスコーン、モチッとした食感のベーグル・・・。一つひとつに、作り手の愛情がいっぱい詰まったおいしさを感じることができます。
「焼きたてのパンを味わってほしい」と、店内に8席のイートインスペースを備えています。店内の改装をはじめ、ショーケース、棚、テーブル、いすなどの家具の制作は、治紀さんがすべて手掛けました。「東京のカフェなどを巡り、インテリアや空間の演出を参考にしました」。
店名は、亜紀さんの生まれ育った那珂湊にある実家の裏山の名前から。「今は土地整備でなくなってしまいましたが、懐かしい思い出とユニークな言葉の響きが気に入って、店名にしました」と。
「週に何度も、また、毎日訪れて下さるお客様がいます。ご近所の方に声をかけてもらうことがあります。そんな時は本当にうれしいですね。試行錯誤をしながら新作を考えつつ、みなさんに愛されるパンを作り続けたい」。(K.K)
住所/茨城県ひたちなか市津田東3-11-5 コーポしばたテナント1
TEL/029-229-0634
営業時間/9:00〜17:00
定休日/日曜日・月曜日・火曜日
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)