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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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下取りセール。

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週末、折込チラシを見ていたダンナがおもむろに下駄箱に直行。
そして、ムッとしながら戻ってきました。

「子供たちのボロ靴、捨てたね!?」

えぇ、捨てましたよ。
新学期に新しい靴を買うために。
はきやすくても、破れていたり、そこが磨り減っているものがあったら、
子供たちはそのまま履いて行ってしまうでしょ?

ダンナは一枚の折込チラシを私に差し出しました。

「靴の取りセール」

一足買うごとに、ボロでもなんでも一足下取りしてくれるらしいのです。

 
以前から、デジカメや紳士服などわりと値の張るものの下取りはありましたが、
こんな低価格のものまで下取りしてくれるんですね。

こうモノが売れない時代に新しいタイプの販売手法。
これからもますます広がっていくと思います。
景気の刺激にもなるし、整理収納アドバイザーとしては「モノを手放す」動機づけにもなるので、提案しやすくなります。

リサイクルできそうもない子供靴などは、廃棄することになるでしょう。
そのコストを見込んでの下取りセールだと思うのですが、適正に処理されるかどうか環境面での心配があります。

私たち消費者だって、捨てるにもお金がかかっている、だから捨てられない。
という事情もあったのだから。
今回のセールはそれを店側に転嫁する、ということですものね。

ものを所有していく中で一番つらい「手放す」という部分を見ずに済むのはラクな分、何の解決にもならないような気がします。
捨てる痛みを感じることで、モノの大切さを学んだ「捨てられなかった主婦(=私)」はそれを心配しています。

そう考えると、うれしい反面複雑です。
ちゃんと私たちが見えないところでも、ものが命を全うして適正に処理されることを願います。

Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-09 08:08

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