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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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こんな本読んだよ#005「おさびし山のさくらの木」

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前回日記の「桜茶」のお供に読んだ一冊の絵本。

この絵本にも大変思い出があり、ラジオ番組のプレゼントコーナーでいただいたものなのです。
本は読んだら処分と心がけていますが、この本だけは18歳の時手にして以来、手放さずに現在に至ります。

ちなにみ、この絵を担当した奥田瑛二さんのサイン入り(←ちょっと自慢)

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人の出会いというのは、偶然であり、必然である。
そして、命はめぐりめぐるもの。

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旅人と桜の木の対話から、生きていく中での喜びと悲しみを感じ取ることができます。

この本を読んだときは、これらのメッセージを受け取ることができませんでした。
多分私の人生経験が浅く、人間関係も狭く、命も「自分は生きている」というくらいのレベルでしか考えることができなかったからだと思います。

しかし、今。
もう30代も後半。
価値観もずいぶん変わりました。
今だからこそ、共感できる内容、つまりこの絵本は「大人へ向けられたメッセージ」であったのです。
高校生の私が理解できなかったのは、仕方のないことだったのです。

最近では「絵本=子供のもの」ではなくなり、大人が楽しめる示唆に富んだ絵本も増えています。
ゆったりした時間の中で、いくつになっても絵本を楽しみたいです。
 

「おさびし山のさくらの木」
宮内 婦貴子 文・ 奥田瑛二 絵  あすなろ書房

Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-08 07:07

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