「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

どうして毎日を精一杯生きるのか、という問いの答え。

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ねぇ、ママ。
　
人の性格って、毎日変わるんだって。
　
　
　

娘が唐突に切り出した言葉に静かに耳を傾ける、金曜日の夕方。

「人ってね、毎日少しずつ変わっていって、昨日の自分にはなれないんだよ。
新しい自分に会うために、毎日一生懸命生きるんだって」
　

今日学校で聴いた、担任の先生の言葉を反芻するように語っていました。

まるで自分に言い聞かせるように。

そして慌ただしく過ごしてしまいがちな、新学期の最初の週を労うように。

　
そのあと照れ隠しなのか、
「先生が授業中、『脱線だけど』って。いつも脱線するんだよねー。」と言ってました。

　
心に響く言葉は、
意外にふとした時に、聞きもらしそうなタイミングでやってきます。

こぼれ落としそうな言葉を、素直な気持ちで持ち帰ってきてくれてありがとう！と娘に感謝しました。
　

最近のニュースは悲しい事件ばかりです。　
茨城でもいじめを苦にした中学生の自殺がありました。
同じ中学生を持つ親として、本当に悲しく、なんとかできなかったのかと悔しく思います。

教育長からのメッセージがプリントされて全員に配られました。
言いたいことは理解できるけど、まったく心に響かなくって。

結局プリントは宿題の計算用のメモ用紙になって捨てられてしまうのです。

　
いじめの状況を変えるのは、システムじゃなく、規則じゃなく、罰じゃなく。

自分を大切にすること。自分を励ますことだと思うのです。

「がんばれ、自分。つらい時は走って逃げろ！」
「大丈夫？自分。困っていたら誰かに相談しようよ」

何が何でも生きて。
とりあえず、明日になれば、また違う自分になって。
昨日と違う考えが浮かぶかもしれない。
明日に絶望しないで、とにかく明日。
何かが変わるかもしれないから。

Trackback(0) Comments(8) by つき｜2012-09-08 21:09