豆大福

ほんのきもちです　　

BLOG by Yamepi

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しのつく雨で、今日の午前の予定が流れた。とつぜんぽっかりと空いた時間、やりたいこと行きたいとこはたくさんあるけれど、頭の上にもどんよりとした雲がひとつのっているようで、重い腰が上がらない。
シンクには朝食に使った食器が山盛り。「お母さん、終わったよ〜」と洗濯機がピーピー鳴いて教えてくれたけど、今日は部屋干しだ、除湿機かけるなら、やっぱり先に掃除機もかけなきゃだめかしら。

心と体がお天気に左右されてる気もする。雨だとずぼら加減５割増？
でもこないだ調子が悪くて、きっと気圧が低いに違いないと思って調べたら1020hPsもあったっけ。因果関係は有りや無しや？

つい最近、４０代以降の女性をターゲットにした健康食品の広告で、今のワタシにぴったりのコピーを見つけた。『何もしたくない。どよーんとする。』
続けて詳しい状態が書かれてあるのだが「そうです、そうです、その通りです！」と思わず返事をしたくなった。そっか〜、このどんより感はワタシだけじゃなく、４０代女性の多くが感じていることなのね。
しゃあない、とりあえず顔ぐらいは洗ってやるか。

午後になって、昨日友達が届けてくれた竹内まりやの３枚組のコンプリートアルバムを聞いている。「あなたが〜おーもうほど人生は悪くない♪」なんて澄んだ声で歌っている。天下の山下達郎が♪ハウンハウ〜ン♪コーラスで妻をバックアップ。夫婦揃ってクリエイティブでリッチな毎日、そりゃあ「まりやの人生悪くないわ」と思う瞬間、さぞかし多いんでしょうよ。
でもそんなまりやだって時にはきっと、何もしたくない。どよーんとする。そんな日もあるんだと思うのよ。（勝手に決めるなってか）

せっかくぽっかり空いた時間を何もしないために使う。今日はそんな日。

早帰りの◯とと、昼下がりのお茶にした。
水戸市南町はやしやの「豆福おどり餅」。豆大福です。
ガラス戸を開けて入る和菓子店と並んで、この豆大福だけ歩道から直接買える売り場がある。午後の遅い時間には売切れていることもしばしば。６個入り600円。

あんは北海道十勝平野産の豊祝小豆のつぶしあん。皮が少し混じっているくらいでほとんど粒は感じないくらいにねられている。
豆は富良野産の赤えんどう豆で、けっこう硬め、塩がきいている。
そして餅は宮城産の宮こがねもち米を使用。この餅がしこしことしてとても良いのだ。何日経ってもねとねと柔らかい餅の大福もあるが、はやしやのは翌日にはかたくなってしまう餅。そしたら焼き餅にしていただくのよ。
さらっとした舌触りのあんの甘さと、しっかりした餅の歯ごたえ、硬めの豆の塩加減、存在感のある三味が一体となって、長く愛されている所以になっている。

緑茶？とも思ったが、今日は茉莉花茶にしよう。ジャスミンの香りとすっきりした飲み口が、どんより感をはらってくれそう。