全国一斉学力テストが今日の午前中行われます。
今年は全国の小学6年生と中学3年生に今年はサンプル調査なのだそうです。
長男の学校は該当校。けれど、6年生でも長男は参加しないそうです。
理由は「支援学級のため、5年生までの内容を勉強していないから」
という学校の配慮でした。
たしかに。
「それもそうだよな」と思ったのですが、
これは、学校としての調査、長男ができているかどうかの学力到達度をみるのではなく、
日本の6年生がどんな状況なのかを客観的データとしてみるものだと理解していました。
ダンナにメールしたところ、
「やっても全くできなくて自信喪失させてもいけないと思ったんじゃないのかな?」
とのこと。
私が他人に対して(長男にも、学校にも、テスト制度そのものにも)、厳しすぎるのかも知れません。
「特別扱いなんだな…。」「長男に悲しい思いをさせてしまったな…。」
「春休みにピンポイントで過去問を勉強したら、受けられたのかな。」とか、自分をちょっとだけ責めています。
今回の調査は、
いろんな環境の6年生がいる、ということもひっくるめての調査ではないんですよね。
釈然としない部分は残りますが、
文科省は、受けていない6年生も考慮して、データを活用して欲しいと思います。
平たく言えば、「平均点はもっと低いかもよ?」
■
そういうことを考えると、いろんな意味で、「調査」というものは民意や正しい現状を反映させていない部分が大きいのかな、と。
福祉の分野でも一番困っている人の意見を汲み取らず、本意ではないデータのもとに動いているのではないか。
私たちは、「信じる」ために「疑う」目も持つ必要があると思います。
「子供たちの勉強。地道にみてやるしかないよ」
というダンナのメールに、ずっしりと責任を感じた朝でした。
by つき|2010-04-20 08:08
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