先日のNHK「ためしてガッテン」
ほとんど見たことのない番組でしたが、
「脳が目覚める、新発想介護術」というタイトルに惹かれました。
椅子からラクに立ち上がるためには、一枚の座布団があるかないかで大きく差が出るという身近なネタからスタート。
ある高齢者施設では、一人一人に合わせた座布団の厚さにしているのだそう。
また脳卒中でしゃべれない、体に麻痺が残ったという方は奥さんの観察力で、介護の仕方を変えることで、今では自分で脱ぎ着をしたり、電話に出られることになったそう。
観察は介護を変える!
いやー、驚きです。
しかもこの奥さんのアイディアは脳の仕組みにもかなっているらしいのです。
脳の可塑化。
本来であれば、そのために使われるべき部分が役割を肩代わりしている。
たとえば顔筋など、話す機能とは関係のない場所が使われていたのだそうです。
脳は私たちが考えている以上にフレキシブルなものだったのです。
そして、各部分が支えあっている。
なんだか人間関係に似ているなーと思います。
自分ができなければ、それをできる誰かがやればよい。
自分にできることで、誰もができないことをやることが人間としての使命なのかな、と。
茂木健一郎さんの、
「脳には無限の可能性がある」
という言葉の本質を見た気がしました。
ためしてガッテン
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20090408
Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-11 21:09
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