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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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広島平和記念公園

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今年の家族旅行のテーマは、

「家族で修学旅行」

時間がとれず、自分達でのプランニングが間に合わず(本当は広島、京都の予定だった)、今回はツアーの参加だったため思うように広島での時間をとることができなかった。
けれど、短い時間だからこそ強く印象づけた場所、それが平和記念公園だった。

ブログとしては慰霊碑から原爆ドームを撮る方がいいのかも知れないけれど。
撮り忘れてしまった。

慰霊碑や資料館は建築家、丹下健三氏の作品である。
慰霊碑からまっすぐ先に原爆ドーム。慰霊碑から2つ並んだ資料館と国際会議場を直線で結ぶと二等辺三角形になるのだそう。
建築家が建築家としての立場で平和を願っているということがひしひしと伝わってきて感動してしまった。
偶然昨夜、録画していた丹下健三の代々木体育館の設計エピソードの番組(「美の巨人?」)を見ていて、彼の広島への思いを知った。

彼は高校時代を広島で過ごし、その多感な時期にル・コルビジェの影響を受け、建築家を志したのだそうだ。

ル・コルビジェといえば・・・バウハウス。

夏休みが始まったばかりの頃、上野にバウハウス・デッサウ展に行ったことを思い出した。
機能的であるものが美しいという工業デザインと美術の融合。
対して丹下氏の「美しいものこそ機能的である」という言葉。

似て非なるもの、なのか?
凡人には分からない。わからないけれど、うまく言い表せない感動だった。
 

慰霊碑に4人で手を合わせ、公園内を歩いた。
高校の修学旅行で来ているはずなのに、受ける印象がまるで違う。
空はそろそろ夕暮れ。
63年後の平和な日本でお好み焼きを食べられることに感謝して、私たちは平和公園を後にした。

Trackback(0) Comments(5) by つき|2008-08-28 08:08

▽コメント▽
Commented by kumi 08/28 11:08

高校の修学旅行で行きましたよ~。仲のいい4人で行動していたのですが、、、、何故か4人とも展示に見入ってしまっていたようで、集合時間にまるっきり気付かず、先生に呼びにこられてしまいました。

いつも「平和」っていうことを意識してませんが、「平和」ってほんとにいいですね。

Commented by ゆたりあん 08/28 17:20

広島平和記念資料館は
丹下健三氏のデビュー作。
丹下氏の建築には
見えない線があるんだそうで
東京オリンピック国立屋内総合競技場の
中心の先には明治神宮が存在していて
見えない線でつながっている。
最初からまちを俯瞰しているんですね。

Commented by つき 08/28 20:52

★kumiさん、こんばんは。
私も同じで、高校の修学旅行で資料館に入り、時間も忘れてしまうほどでした。
現代史は年度の終わりだし、伝え方も微妙なので日本史の先生もよく教えてくれないんですよね。
やはり10代に行っておくべき場所だと思いました。

★ゆたりあんさん、こんばんは。
実は今、インテリアの勉強中でそこで初めて丹下氏の作品を知りました(こんなに世界的に有名な建築家だというのに!)。
代々木体育館の話を聞いた時、ちょっとぞくっとしました。

Commented by nakai 08/28 23:10

つきさん,こんばんは.

広島の平和公園と言えば夏です.高校生の時もそうだったし,社会人になってから再訪したときもそうでした.なにしろ,原爆投下と終戦が夏ですね.

戦中・戦後の写真や映像を見たりすると,今の日本がよくここまでになったなと思います.良く考えたら驚くべき奇跡です.

今の日本の平和と豊かさを,もっと貴重なものと考えないといけない,平和も豊かさも勝手にどこからかやって来ると思ったらいつの間にか平和や豊かさはどこかに行ってしまうと思います.

慣れることなく,頭と心を毎日磨きながら暮らしたいものです.

Commented by つき 08/29 07:07

nakaiさん、おはようございます。

最近の高校では修学旅行に広島や京都に行かない傾向にあるようです。それを新聞で読んで、今年の家族旅行の行き先を決めました。

私もnakaiさんの意見に同意です!
我が家の子供たちはまだ小学生ですが、行く前に「戦争って何?」、「平和って何?」と繰り返し話しました。当たり前の便利な暮らしが、たくさんの人の努力と我慢の上に成り立っているということを話しながら、私自身にも言い聞かせました。

オリンピック期間中というのも偶然でした。平和の象徴というべきオリンピックを広島の宿で見ながら、平和な世の中に感謝せずにはいられませんでした。


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