今年の家族旅行のテーマは、
「家族で修学旅行」
時間がとれず、自分達でのプランニングが間に合わず(本当は広島、京都の予定だった)、今回はツアーの参加だったため思うように広島での時間をとることができなかった。
けれど、短い時間だからこそ強く印象づけた場所、それが平和記念公園だった。
ブログとしては慰霊碑から原爆ドームを撮る方がいいのかも知れないけれど。
撮り忘れてしまった。
慰霊碑や資料館は建築家、丹下健三氏の作品である。
慰霊碑からまっすぐ先に原爆ドーム。慰霊碑から2つ並んだ資料館と国際会議場を直線で結ぶと二等辺三角形になるのだそう。
建築家が建築家としての立場で平和を願っているということがひしひしと伝わってきて感動してしまった。
偶然昨夜、録画していた丹下健三の代々木体育館の設計エピソードの番組(「美の巨人?」)を見ていて、彼の広島への思いを知った。
彼は高校時代を広島で過ごし、その多感な時期にル・コルビジェの影響を受け、建築家を志したのだそうだ。
ル・コルビジェといえば・・・バウハウス。
夏休みが始まったばかりの頃、上野にバウハウス・デッサウ展に行ったことを思い出した。
機能的であるものが美しいという工業デザインと美術の融合。
対して丹下氏の「美しいものこそ機能的である」という言葉。
似て非なるもの、なのか?
凡人には分からない。わからないけれど、うまく言い表せない感動だった。
慰霊碑に4人で手を合わせ、公園内を歩いた。
高校の修学旅行で来ているはずなのに、受ける印象がまるで違う。
空はそろそろ夕暮れ。
63年後の平和な日本でお好み焼きを食べられることに感謝して、私たちは平和公園を後にした。
Trackback(0) Comments(5) by つき|2008-08-28 08:08
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