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[The Journey of Life] 記事数:7

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パトリスジュリアン氏との出会い

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僕の生まれてはじめてのフランス人がパトリスさんなのですが、
とてもおもしろいひとです。
かわいい、子供のようなひとです。
そして、とても誠実な優しいひとです。
そしてそして、したいことをとことんやる為には
チカラを惜しまない努力家であります。

彼の詳しくはウエブサイトをみていただくとして。
こちら:http://patricejulien.com/

僕は彼にこういった想いを持つまでは彼のことは全く知らなかったし、むしろ、知って、僕とは住む世界が違うと思っていました。

世界にはたくさんの人間がいて、お互いに会わずして、毎日を過ごし、いずれひとはお互いを知らずして、いなくなって(死んで)ゆきます。

パトリスさんとお会いして、僕達のプレイス(ダンズ・テーブル)にお越しいただいて、昨年は”イマジネーション道場”と題してワークショップを開きました。

イマジネーション道場photo by dan

僕が以前にもっていた彼への眼差しとは全く違う、この人に触れていたい(パトリスさんのエスプリを感じていたい)と思うようになったのはごく最近のことです。

数年前、東京、白金の彼がオーナーだったレストランに僕は一度だけ行ったことがあります。

まさにあそこはアイランド、島、それも今までに人々が感じ得なかった空気感、すべて、僕は何を食べたのかも忘れ、その時のあの場所にいた時間だけがいつも記憶の断片にあります。

そう、食べる、ということは食事ではないのだ、ということ。

あれは魔法にちがいない。今でもそう思うことができる。

先日、パトリスさん家にお邪魔してきた。

今年、ワークショップとは違う趣向で何かをやりたい、とパトリスさんがおっしゃっていたので、昨年の内容を踏まえての打ち合わせ。

「こんにちは。」

「よくいらっしゃいました!」

暖かい気持ちで迎え入れてもらって、席につく。

ところが、打ち合わせなんて全くない。

パトリスさんがランチを作りながら、奥様のユリさんとおしゃべりしながら、最近の出来事や、お庭のお話、宇宙の話、、、、全く仕事の話にならない。

彼は「人」なのだ、ということをよく理解している。

そう、「人」がとても大切だということを。

食べながらよい雰囲気をつくり、笑い、楽しんで、お互いがその場の空気を
理解する。

帰り際に、「まぁ、じゃぁ仕事は大丈夫でしょう、あとでまた。」

まったく僕は久しぶりに「感心」をしてしまいました。

”フランス”という国や人。そのどこか奥深さ。

とてもマチュアー(成熟な)な感じが。

あん、うん、の呼吸とでも言うのだろうか。

それを飛ばして「さぁ始めよう!」とやりがちな僕だけれど、、、。

photo by はらたかひろ

今度のパトリスさんの催しものは、なんだか楽しそうですよ。

演劇をやって、パトリスさんがディナーを作って、みなさんで食べる。

そんなものになるようです。
(また新しいアイディアが出てくると変わるかもしれませんが)

人との出会いが、僕をかたちつくる。

出会いによって、気ずかされ、ハッとさせられ、それが僕の栄養となる。

感謝。

Trackback(0) Comments(2) by Dan_Suzuki|2008-02-26 22:10

▽コメント▽
Commented by かたつむり 02/27 01:17

久しぶりのアップですね。
楽しみにしてました。

したいことをするのって難しい。
こと、日本人にとってはなおさらではないでしょうか。
最近、日本でも個性が尊重されるようになり
自分次第でいろんな道が開けるようになってきたと思います。
でも、日本人の多く、とくに若い人は
個性を他人と切り離したところで考えているのではないかと、
ときどき思うのです。

個性は自我とは違うし、
自分の好き勝手に生きていくこととはほど遠いと思う。
個が個で止まってしまってはひとりよがりでしかなく…
まわりのために活かすことが本当の個性なのだと感じます。
逆に言うと他人との関わりがあってはじめての個性でしょう。
映画を観てても、監督や俳優の個で終わってしまう作品が実に多い。
多くの日本人が勘違いしやすい個や自由の意味を
欧米の方はすんなり持っていたりします。
本当に感心させられます。

記事とはあんまり関係ないですが
拝読しながらそんなことを思ってしまいました。

Commented by dan 02/27 23:22

かたつむりさん

この季節にかたつむりという言葉がでてきて笑ってしまいました。
パトリスさん話をもうひとつ。
またある日、お家にお邪魔したときにちょうど梅雨でした。かたつむりが壁を登っている途中でした。「この子はどこに行くんだろうね?きっと上まで行ってまた戻ってくるんですねぇ」なんだかとてもおかしくて。
そんな場面を今思い出しました。

貴重なコメントをいただきました。ありがとう。

無我夢中になる。
情熱的に。自分なんか忘れて、我を忘れて生きる。そんな瞬間は宇宙と繋がる時間。お腹の空くのも忘れて。心頭滅却と言ったり。

そのあたり、なのかなぁ、、、と。

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