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[まいにちが、記念日] 記事数:575

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この本、読んだよ#027「今日もていねいに。」

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久しぶりに自分会議をしてみました。

毎日をしっかり踏みしめて暮らしているつもりだけれど、
ふと気付くと「雑に暮らしている」と感じることがあり、一旦立ち止まりたいと思ったから。

「会議」といっても、特別なことをするわけではなく、
パソコンを閉じ、携帯の電源をオフにし、テレビやラジオもつけない。

やることは、美味しいお茶をいれてぼんやりする。
それだけ。

そこで浮かんできたものをスケッチブックに書いていきます。
(ちなみにスケッチブックは横に使う方がいろいろ浮かんできます。なぜか)

お茶とスケッチブック以外にテーブルにあるのは、松浦弥太郎さんの「今日もていねいに」。

以前、図書館で松浦さんの本を見つけ、それ以来大ファンになり、
ほぼ買い揃えたこともありました。

だけど、「今日もていねいに」を残して全てブックオフへ持って行ってしまいました。
この一冊が一番好きで、何度も読み返したいと思ったからです。
 

『暮らしの手帖』の編集長でもあり、古書店のオーナーでもある松浦さん。
ものすごい書斎をお持ちなのかと思いきや、持っている本は3冊だけ。
うそでしょー!?と思ったのですが、この本を読めば納得します。
 

モノを持つ基準は、量ではなく、質。
しかも高級である、とか上質であるとかではなく、
自分が「いいな」と思えるものに囲まれて暮らしているかということ。

自己中心な人は嫌われますが、暮らしかたは自分を基準にしてよいのです。

「高かったから」とか「流行だから」とか「バーゲンでお買い得だったから」など、
モノ中心に暮らしていると、たくさんのモノに囲まれていても満たされることはありません。

 
私はお片づけ作業の際、「どんな暮らしがしたいですか?」と聞くことがあります。
分かっているようでも、わりと曖昧だったりします。
突き詰めていくと、「私らしい暮らし」を叶えるのはモノではなく、自分自身の心だということに気づかされます。
 

もし、私らしい暮らしを本気で考えるなら、考える前にこの本を読んでみてください。
自分らしさを考えるヒントになるはずです。
 

そうそう。読む前に、おいしいお茶の準備もお忘れなく。

 
暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。
松浦弥太郎・著   PHP文庫

Trackback(0) Comments(6) by つき|2013-02-09 06:06

▽コメント▽
Commented by みきゴン 02/09 17:51

この春、思いっきり片づけをしようと考えているところです。

結婚して20年近くになりますが、最初はなるべく物を増やさないようにと
思っていたのに、今じゃ~物に溢れてる。
初心に戻ってお片づけができたら~と、どこをどう片付けようかと考え中
なのです。
量じゃなく質・・・本当にそう思います。

私もお茶を入れて、会議してみようかな(^^)

Commented by つき 02/09 20:58

みきゴンさんへ

引っ越しでもしない限り、モノはどんどん増え続けますよね。
(いや今より広いところに引っ越して、余計にモノを持ちすぎちゃってしまうことも…)。

片づけって勢いも大事だけど、一旦立ち止まり「どこから始めるか」「どんなものがあるか」「どのくらい必要か」など俯瞰することは必要だな、と思います。

話は変わりますが、みきゴン先生にクリスマス前に教えていただいたプリザーブドフラワーの一部を抜き取り(爆)、リースを作ったのです!
壊してしまうのはもったいなかったけど、リースもかわいくって大満足です。
いいなと思うものは形を変えてずっと手元に置いておきたいです♪

Commented by Yamepi 02/11 20:37

本を処分するって勇気が要ることで、
実家の本箱2つを空にする決断するのに数年かかりました。
家を立てたら図書室を作りたいとも思っていましたが、
今では自分の本はカラーボックス1つに収まる分しかありません。
それにしても3冊とは…恐れ入りました。

Commented by つき 02/11 22:07

Yamepiさんへ
「いつか使うかも」と思ってしまうものの中で一番手放せないものが本だと思います(特にYamepiさんは仕事柄そうかな、と)。
私も松浦さんを目指して…と思ったのですが、不安になってまた買ってしまうだろうからやめました(笑)。
自分がどのくらいあれば足りるのか自覚することが大事なんですよね。

Commented by yasumine 02/12 12:24

松浦氏は好きで同じ本持っています。
なかなか本は処分できませんね。
現在、書棚が満杯で奥の本が取り出せない状況です。
壁一面に書棚をつくろうと考えています。
昨夜も30年前の雑誌を引っぱり出して
時代を感じるキャッチコピーに
思わず笑ってしまいました。
古くなると別な価値が見えて来て
それはそれで面白いです。

Commented by つき 02/12 17:12

yasumineさんへ

30年前の雑誌はきっと単なるモノではなく、財産であり仕事道具なのですよね。おそらく、図書館みたいに整然としているよりも宝探しみたいに引っ張り出すからよけいに価値があるのだと思います。
一般的な家庭では、古紙状態になっていて昔の雑誌を生かせていない方もいらっしゃいます。作業しながら、「なつかしい~」なんて心の中で叫んでしまうこともあるのですよ。


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