電車で移動するときは、新書を読むことが多いです。
小説だと、一番盛り上がっている部分で下車しなければならないことがあるから。
整理術、とか収納本とか、ちまたにはたくさんあふれています。
お片付けの仕事をしていることもあり、意識的にそういった本は読まないようにしているのです(気持ちがブレそうだから)。
けれど、いろんな世代の「モノの整理」についてどう考えているか、とても興味があります。
この本では、主に高齢期に向けてのモノの整理、人間関係のサイズダウン、お金の管理方法、老後の趣味の楽しみ方などが書かれています。
老後に限らず、考え方は参考になることがとても多かったです。
例えば着なくなった洋服は「差し上げる」のではなく、「着ていただく」という感覚で、などは本当にその通りだと思います。
どんな場合でも相手の立場に立つことが大切なのですよね。
年齢を重ねるごとに、暮らしをサイズダウンしていく。
それは、質素に暮らす、というわけではなく「こだわりをもって生きること」。
始末をつける、という生き方。
私にはまだまだまだ…と思っていますが、そういった心構えをもって凛とした年寄りになりたいと思います。
そうそう。
整理収納アドバイザーになってから、変ったことがあります。
それは、「与えられたものに感謝する」という気持ちが芽生えたこと。
「もっとたくさん」とか
「今よりももっとよいものを」とか
「どうせなら、もっと広いほうがいい」とか
そんなふうに欲深いことばかり考えていたのです。
けれど、私に与えられたものをちゃんと使いこなしているだろうか。
与えられた環境に甘んじていないだろうか。
一番身近な人を大切にしているだろうか。
そう思うと、自分の身の回りのことにしっかり向き合って大切にしていないのに、
次々と見るもの聞くもの「いいなー、もっとこうだったらいいのになー」などと思っていたのです。
さてと。
ただ今4時過ぎ。娘が帰る時間です。
ペロを連れて散歩がてら迎えに行きましょう。
一緒に歩いてくれる犬がいる。
迎えに行けば喜んでくれる娘がいる。
健康に散歩ができる今に感謝。
ではでは、行ってきます!
Trackback(0) Comments(2) by つき|2012-02-01 15:03
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