ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[まいにちが、記念日] 記事数:575

< 次の記事 | 前の記事 >

この本、読んだよ#019「けっこんしなくていいですか。すーちゃんの明日」

このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日は10年ぶり?の友達2人に会ってきました。
20歳の頃に知り合った友達なので、会わなかった期間も含めると20年近いお付き合いです。

当時は3人とも独身。
今は家庭や仕事など、抱える問題も山積。
それでも、「同士」である2人に会えて、またまた元気が出てきました。

 
帰りに古本屋さんに寄って、何気なく手に取った一冊。

本の雑誌「ダヴィンチ」にも掲載されている益田ミリさんの漫画は、そのタッチの素朴さ、普通の女性よりも普通な感性で共感すること、癒されることも多いです。

「結婚しなくていいですか。」というこの本はカフェの雇われ店長をしているすーちゃんの日常が淡々と描かれています。

淡々と、言ってしまいましたが、淡々の中に、核心をつく不条理や不安がこめられていて、結婚している私でも「そうそう!あるある!!」と思ってしまいます。

私はすーちゃんの元先輩のさわ子さんも登場するのですが、私はすーちゃんの「どうしよう。。。でも、ま、いいか」とはまた違った潔さが好きです。

お母さんと、寝たきりのおばあちゃんとの3人暮らし。
結婚したけれど、私がいなくなったら、おばあちゃんとお母さんはどうなるの?

優しいがゆえに揺れ動く心の描写に、何の根拠もなく「大丈夫だよ」とそばで言ってあげたくなります。
 

 
私は。

いつも私だけがちゃんとしてなくて、でもどうしたらちゃんとできるんだろうと20代の頃から思っていました。

あの時の私に言いたい。

「不安なことがあっても、笑顔でいれば、絶対大丈夫」、と。

実際、あれから20年たっても何とかやってるんですもの。
これからも、まじめにやっていればきっと大丈夫。

そう自分に言い聞かせています。

 
すーちゃんも、将来に不安を感じながらも、「このメニュー、うちのカフェにもいいかも♪」
なんて、チャンネルをもってる。

複雑な問題を抱えている時こそ、すーちゃんのような「お気楽チャンネル」も必要なのかも知れません。

ちょっと淋しくなったり、自分の居場所に確信が持てなくなったときに、ページをめくりたい一冊です。

「けっこんしなくていいですか。すーちゃんの明日」
益田ミリ 著  幻冬舎文庫

 

Trackback(0) Comments(0) by つき|2011-03-03 14:02

[まいにちが、記念日] 記事数:575

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)