今年は本当にいろんなことがあった年でした。
ブロスの年間占い(手帳にはさんで持ち歩いている)では
「試練の年」
とありました。
試練かどうかはわからないけど、会社もやめてしまったし。
車、ぶつけられたし。
でも差し引きしてプラスになるくらいいいこともあったこともあり。
その中のひとつが、今回紹介する「知識は捨てる!」の著者と出会えたことなのです。
今年の整理収納アドバイザーフォーラムで講演してくださった、川井さん。
実はその1か月前の予選の時にも来て下さりました。
その時の第一印象。今でも忘れません。
まわりを「ふわっ」とさせる雰囲気で、今考えても不思議なのですが、
なぜか「会えてうれしかったです」と泣きそうになりました。
(泣く必要はないんですが、その時はそう思ったのです)
その時の私は、会社をやめようか悩んでいたし、
自分の研究発表に自信が持てなかったし、
それ以外にもいろんなことで押しつぶされそうな日々を送っていました。
なぜ押しつぶされそうだったか。今になって分かります。
それは、
「自分はどうしたいの?」という心の問いかけに反応できなかったから。
そんな悶々とした日々の中でこの本に出会いました。
「知識は捨てる!」を知ったのは、川井さんが講師に決定した時だったのですが、
実際に夢中で読み始めたのは川井さんにお目にかかってからです。
この方の持つ、深さ、あつさが知りたかったから。
川井さんのもつ、優しさ、視点がとても気になったのです。
読んでみて、こころが「ふわっ」と軽くなりました。
自分を抑えつけているもの、狭めている、形の見えない何か。
それを取り除くのではなく、見ないことにする。
周りの意見・情報よりも、正確なのは自分の「潜在意識」だったのです。
潜在意識。私には正直言ってよく分かりませんでした。
けれど、心がガチガチな状態の時の対処法が分かりました。
それは「呼吸」することです。
呼吸といっても、体内に酸素を取り込むことだけではありません。
深呼吸すること。息を整えること。
それを強く意識してみること。
私は、この本を読んでから、「自分自身で」いろんなことを気負わず決断できるようになりました。
誰のせいにもしない。自分のせいにもしない決断をすることを「私」が求めていたのかも知れません。
人は何かを発見したり、捨てたりしながら日々を過ごしています。
その行為を、他人からの意見や、外部からの情報で決断することは、とてももったいないことです。
自分を生きる、ということは、そういうことなのだと思います。
自分の心のままに生きていいんだ…そんな当たり前のことを、息を整えることが教えてくれます。
この本の一文を引用させていただきます。
「今を生きることは、決して今の自分を否定しないこと。」
今、この言葉が私の心の支えになっています。
「知識は捨てる!」 川井 かおる・著
日経BP社
Trackback(0) Comments(2) by つき|2010-12-25 10:10
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