先週、都和公民館「心とお部屋をスッキリ整理収納講座」最終回でした。
週1回×5週、というのは想像以上に速く過ぎていきました。
準備ももちろんですが、精神的・体力的にも張りつめた気持ちで臨んだ仕事です。
そんな雰囲気が講座に出てしまうのでは、と途中何度か不安に思うこともありましたが、
最終回のアンケートで「もっと聞いていたかった」「楽しかった」などのコメントをいただき本当に嬉しく思っています。
たかが片づけ、されど片づけ。
やらなければいけないのは、分かっている。
でも時間がない。
どこから手をつけていいのかわからない。
「片づけろ」という家族が捨てられないタイプ。
もったいない。思い出がある。
…などなど、やれない理由は様々です。
本を読んで「やったつもり」になるのも、充実感ありますが、
本当の充実感は、苦労しないと手にできないものです。
私の過去の苦い経験が、私にそう言わせています。
学生時代、教職課程を履修していました。
課題に出されたレポートは、現地に行かないと書けないような内容です。
にもかかわらず、こたつで丸くなりながら、図書館で借りた本の引用、引用、ひらすら引用のレポートを提出した私。
先生は私に、
「自分の足で稼ぎなさい。本当に伝えたいならば、自分で見て考えること。」
と言いました。
学校の先生になるための授業ですから、そのくらいの厳しさを覚悟しなさい、ということです。
けれど、その時の私は、
なんだよ、ケチ!バイトとか他のレポートもあるし。
だいたい、現地に行くのにはお金もかかるし。
そんなふうに思いました。
今は先生の温かくて厳しくも優しい言葉が胸に沁みます。
そうそう、「踊る大捜査線」の青島刑事だって「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」と言ってましたっけ。
というのは冗談ですが。
受講して下さる皆さんは、まず「寒い中、家を出て、公民館に講座を受けに来た」というハードルを乗り越えた方。
それだけでも素晴らしい!
人の話を聞くのもけっこう骨が折れます。でも皆さん真剣に聞いてくださった。
講座は整理のコツ、とか、収納方法を学ぶのが最終目的ですが、
「きっかけを得る」というだけでもいいのではないか、と思います。
最初の一歩さえ出れば、途中休んだりしながら前に進んでいくだけです。
「先生が楽しそうだったので、私も家でやってみたくなりました」というコメントは、私への最大のほめ言葉だと思っています。
本当にありがとうございました。仕事でめげそうになったら、みなさんからのコメント、読み返すつもりです。
最後になりましたが。
受講生の皆さま、大きな気づきをありがとうございました&お疲れさまでした。
公民館の館長さん、職員のみなさん。お世話になりました。
Trackback(0) Comments(0) by つき|2012-11-25 06:06
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)