「家の片づけを仕事にしています」
やっとこんな自己紹介ができるようになってきました。
けれど、本当に理解をしてくださる方はまだまだ少ないです。
先日、60代の方とお話する機会がありました。
笑顔で、すごく元気な方。
いろいろ話していく中で、家の中の物についての話になりました。
その中で、「あなたの考え方は、まじめすぎ、ネガティブすぎるわよ。
使いきれなくても、たとえこれから使うことがないものを持っていても、『私はこれだけのモノを持てるんだ』
そんなふうに思えない?」
そんなふうに言われました。
もちろん私は「家のモノをどんどん捨てなきゃダメですよ」などとは言っていません。
考え方は人それぞれですが、残念ながら私はそんなふうに思えません。
それにネガティブな考え方だと言われたのは初めてでした。
いちいち落ち込んだりしないけど(落ち込んでいたら、仕事にならないので)、
捨てることは容易ではないんだなーと思いました。
今週から月末まで、さまざまな場所で整理収納についてのセミナーによばれています。
そのための準備に大忙しの毎日です。
私が心がけているのは、担当者の方としっかりお話をすることです。
収納の方法をいろいろ知りたい
将来に向けてのモノへの向き合い方について考える場にしたい
リフォームを考えている人へ、整理収納を取り入れるとどんなメリットがあるか伝えて欲しい
などなど。
希望している内容に沿って、私の考えも伝えています。
そうすることで、聞いてくださったことをきっかけにして、自分の身の回りの環境を整えたときに「何かが変わる」実感を感じて欲しいのです。
きっかけはなんでもいいのです。
リフォームでも、収納テクニックでも、ひまつぶしでも。
その人の考え方や人生観を変えようなどとは露ほども思っていません。
ただ、きっかけになればいいなーとは思っています。
ものは使うためにあります。
使うというのは実際に機能する、というだけでなく、思い出のものとして心の支えになってくれることもあるでしょう。
全てのものにはちゃんと役割があります。
責任を先送りしないで、自分の暮らしと向き合うことの充実感を感じていただけるよう、セミナーや作業を頑張っていきたいです。
Trackback(0) Comments(4) by つき|2011-03-07 20:08
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