リビングダイニングに向いているⅡ型配列のキッチン。
「対面キッチン」と呼ばれているこのキッチンは、「作る」、「食べる」、「憩う」という家族のつながりを意識したキッチンです。
我が家はカウンター部分が高くなっていますが、最近ではワークトップの奥行きが広いものがあり、またIHクッキングヒーターを入れる家庭では下がり壁や吊り戸をつけずに開放的な空間を作りだすことができます。
うらやましい。。。
我が家はキッチンとダイニングの間のカウンターを少し高くして手元が見えないようにしています。
ちょっとキッチンが散らかっていてもバレないし、水はね防止というメリットがある反面、吊り戸もついているので、やや閉鎖的な感じです。
Ⅱ型配列で最大の弱点は「動線が長くなる」ということだと思います。
キッチンに忘れ物をした、あるいはおかわりをしたいという場合、奥に座ってしまうとカウンターをぐるりと回らなければなりません。
何度も行ったり来たりすると、ゆっくり食事をという気分にもなりません(あくまでも私の場合は、です)。
なので、このカウンターの強みを最大限に生かすべく、ものの移動がスムーズにいくようにカウンターにはなるべくものを置かないようにしています。
しかし、これがなかなか難しい。。。
玄関の下駄箱、リビングの出窓、そしてキッチンのカウンターなどは、
「ちょこっと置き」しやすい場所でもあります。
ちょこっと置きしやすい場所こそ、一番目立つ場所なのです。
そして一番やっかいなのは、意識して置いているわけではないので、カテゴリーもばらばらなもの、そして大切なものがあまり大切でないものの中に紛れ込み、探し物を増やす原因になります。
動線を短く、カウンターのあるキッチンを上手に使うには、カウンターの上にものを置かないこと、それに加えて、ダイニング部分にも収納計画を立てることが必要です。
「しまう」に重きをおくよりも、「使う」を中心に考え、ワゴンを使うとか、両方から取り出せる引き出しを使うなどの方法が考えられます。
ちなみに、我が家はスプーンや箸は両方から引き出せる収納用具を使っています(写真右側)。
クロスがかけてありますが、下はタイル貼りになっているので、熱い物をおいても安心です。
Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-07-15 07:07
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