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ご当地漬物

てぇへんだ
ほきてきた!

ほきてきた、とは
とうが立つとか
芽が出たとか
芯が伸びたとか
多分茨城弁だと思うんだけど…
親が良く使う言葉
 
何がてえへんだって言うと
5日に買った『石岡高菜』を1日置いといたら
芽がぐぐぐっと頭をもたげて伸びてきたと言うわけ
 
 
これがその高菜
しおれ気味だったので
水にはなしてみました

一般的なおにぎりに巻く高菜とは違い
これは葉がギザギザしています
 
物心ついた時から食べていた高菜
石岡市の貝地と言う所が産地で
その周辺地域くらいしか食べられていないとか
栽培する人が年々減っているとか
種が1800円もする貴重種だとか…
 
結婚してから高菜を探すのは結構大変でしたが
ここ数年は小さな野菜直売所が増えたので
新鮮な高菜を手に入れ易くなりました 
そして腕いっぱい高菜を抱えて
ニマニマ♪とレジに並ぶと必ず
「自分で漬けるの?若いのに偉いね~」
ご年配のご婦人方に必ず言われます 
私の年代で高菜を買うのは不思議らしい
 
そうなんです高菜を漬けるのは手間なのです!
実家に居た頃は両親で共同作業
洗った後は何本か輪ゴムで止めて
茎と葉に塩をすりこみゴリゴリと揉む
 
ゴリゴリゴリゴリ…
 
これが高菜漬けの大変な理由かな
とても生命力が強い野菜なんだと思う
生半可なゴリゴリでは、それこそ芽がほきてくる
花が咲いたりすると父は言っていた
塩にまぶされて花が咲くんだから凄いよね
 
それに浅漬けなんて生易しい料理法は向かない
一週間漬けたくらいのは辛くて胃がもたれます
実家では2週間から20日くらい漬けてます 
でも、これが美味しいんだよね~
 
去年は漬けなかったので2年振り

両親の見よう見まねで漬けてるけど
なかなか同じ味にならない
母に高菜を漬けたよと報告すると
「ちゃんとゴリゴリした?」だって(笑)
そのくらい大事な作業なんだよね
 
半月過ぎあたりが食べごろ
細かく刻んでオカカと合えて
ご飯の上にたっぷりのせる
一番好きな食べ方です!
 
高菜を食べないと春が来ない、すわちです。 
  
 

  
 

Trackback(0) Comments(4) by すわち|2012-04-07 16:04

▽コメント▽
Commented by stk 04/07 21:22

両親は100%茨城弁ですがほきてきたは初耳です。
私が食べ終わった食器を冷やす(浸すの意味)と言って広島出身の主人は疑問の様でした。でも最近の朝日新聞に冷やすは茨城では標準だと載っていました。
あおなじみ(青あざ)、こわい(疲れた)、ハガジ(むかで)も通じませんでした。

Commented by すわち 04/07 22:37

stkさん
冷やす使います!使います!
あおなじみはこちらではあおたんと言ってますね
ハガジは実家では見たことが無かったので
千葉に来て家の中にいた時はパニクリました
だからハガジと言う言葉は初めてでした。
『ほきてきた』は『ほきる』なんて言い方もしてます
多分同じ茨城でも土地によって方言が
違うんだと思うんですよね~
旦那さんは広島ですかなおさら分からないですよね
千葉県生まれのうちの旦那も、私の両親親戚の会話は
チンプンカンプンみたいですよ^∀^b

Commented by yasumine 04/07 22:55

石岡高菜ですか!
てぇ~へんだ!穂きて来たと書くのかな?
これを食べないと春が来ない。
そういう食材でつくる母の味が
郷土の受け継がれて行く伝統料理なのですね。
とても素敵な話し!
そして、愛すべきごちそうです\(^o^)/

Commented by すわち 04/07 23:49

母はこの高菜漬けと胡瓜の古漬けが得意です
『穂きてたき』ほーさすがyasumineさん
でも漢字はどんな字か知らないんですぅ
ほぎできた、と濁点がついたりもしますし…
今年初めて『石岡高菜』と表示してありました
今までは高菜とかしか書いてなかったのに
石岡でも伝統野菜で盛り上げたら良いのに
他の食べ方は知らないのですが
この漬物の香りと味は他に無いんです。

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