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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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ねこに学ぶ。

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2011年にかんじゅく座で公演した「ねこら!」が
この秋復活します。
新宿のノラ猫の物語には変わりありませんが、
今回はネズミとの闘いです。
宿敵である猫とネズミ、
この2者が、どう共存してゆくか・・・・
人間の役で演じると、けっこう重いものになりそうですが
猫という仮面を借りて、
子供たちに楽しく見てもらえるような作品にしたいと思っています。
さて、その取材ですが・・・

やはり家の猫ではダメですね。
環境が人をつくるというのは、猫でも同じことのようです。
ヌクヌクと、我が家で食に困らず生きている4匹は
ノラ出身であるにもかかわらず、
もういまや、切羽詰まった食糧事情などとは程遠い生活。
目に鋭さがありません。

おまけに、猫語を勘違いして覚えているようで
苦手な獣医さんに連れて行っても必死で「ゴロゴロゴロゴロ」
と、喉を鳴らしています。
獣医が聴診器を当てても「ゴロゴロいいすぎて、きこえん!」ですと。

とはいっても、
2か月前にフーシャー言っていた彼らが
この狭い我が家で共存に耐え、そして徐々に打ち解けあっていく姿は
学ぶべきところがあります。
苦しい時期を乗り越えれば、その先には共存が成立するんだな・・・と。

戦後70年。
いろんな意味で正念場に立たされ、
過去に学習するよりも経済だったり、損得勘定にとらわれてしまいそうなとき、
ここの、苦しい時代を、なんとしても乗り越え、
隣の国と仲良くしてゆきたいものです。
そのためには、一人一人が
体験のあるなしに関わらず、あの戦争をよく考え
今に生かすことです。
ながされず、おこたらず、しっかりと未来を見据えていきましょう。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2015-08-20 16:04

▽コメント▽
Commented by yonedaです 08/26 23:02

このブログは面白かったなあ。「猫に学ぶ」で鯨家の猫たちは出るなあと予想はしていたけれど、だんだん読んでいくと最後は戦後70年にたどり着くことに。私も今、仲間で本の作成に取り掛かっています。やはり戦後70年で、私たち世代は戦争の記憶はあまりないが、飢えていたことです。母が疎開先の方言が分からずいじめられていたこと、早々に東京に戻ってきたが食糧がなかったこと、そういう実態を書き残そうと取り組んでいます。

Commented by エマ 08/27 23:28

最近はなんでも戦後70年に結びついてしまう気がします。やはり、「いま」は、そういう時なんだろうなと思います。ここで考えることを停止せずに、米田さんが書き残そうとするものなどから学び、語り合って、ちゃんとつなぎたいです。


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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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