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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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20年来の友人と・・・

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日頃、とくにつながっているわけではないのに
思い出深く、折に触れて会う友人たちがいます。
19歳の時にリゾートバイトで知り合ったメンツ。
バブルはじけたあとの軽井沢リゾートホテルで
夏休みに泊まり込みでバイトに行く、あれです。

殆どの人が遊園地やレストランのウェイトレスを希望する中、
私は一番人気がなく、かつ、時給の少しだけいい、「洗い場」を選んで
朝と夜だけ働いていました。
同じ洗い場担当でしりあった男女8人と
その後も連絡を取り合い、
私なんか芝居を観に来てもらうわ、映画の上映会を開いてもらうわ、
引っ越しを手伝ってもらうわ・・・・もう世話になりまくり。

私たちの中でも一番アネゴ肌のMが、
結婚出産した後に小さな子供を残して亡くなってしまったことも
それからの私たちの繋がりを
細く長く続けさせた要因だったと思いますが
最近はみんな子供ができたりなんだかんだで、なかなか集まれず
夕べの新宿での再会は3人だけ。
一人は長崎県から上京し、もう一人は埼玉からでてきてくれました。

話すことは他愛ないですが、
思い出話の中に、当時のバイトの待遇の悪さがでてきました。

夏のリゾートなのに、決して混んでいなかった軽井沢。
人件費を削りに削られ
食堂のウィエイトレスや、プールの監視をしていた若者が
仕事をボイコット、東京に続々と帰って行ったのでした。
当時、私の働いていた洗い場は
そこで指導してくれた地元のおばちゃんの温かさ、
そしていい友人ができたこともあって
他の職場とは違う、長閑な空気が流れていたので、
その様子を傍観しているだけでしたが。

「やってられるか!」と、啖呵を切って帰京した人たち、
でも結局、バイトというのは、なにも保障されず
とくに短期のバイトなどは使い捨てが当たり前の身分なので
それはそれで、終わっただけの話。

最近のバイト事情はどうなのでしょう。
コンビニでも居酒屋でも、そのほかの飲食店でも
働いているのは外国人ばかりで、
日本の学生や若者は、どこで、バイトをしているのでしょう。
どこでもいいのですが、
コンビニや牛丼屋で若い従業員が労組を作って活動する今日この頃、
労働環境に、関心を持って、言うべきことは言える人になってほしいですね。
バイトは、得るものが大きいですが
単なる使い捨てで終わらないように。

私の場合は薄給でも、この友人が一番の掘り出し物でした。

*****
今日の千畝&天
千畝のお気に入り、ねこじゃらしのおもちゃ。
image

遊び疲れて寝ます。
段ボールが2段ベッド使用に。屋根がきしんでるよ。
image
それに、天が黒すぎて、写真を撮っても撮っても表情がイマイチわからん。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2014-07-13 00:12

▽コメント▽
Commented by yonedaです 07/15 10:45

学生時代のバイトでの付き合いは、確かに自給が安かったけれど友人との輪はしっかりと繋がっていますね。僕は神田であるキャバレーでボーイとして働きました。今みたいにスキーに行くお金を貯めることではなく学費を捻出するのと本を買うためでした。そこで知り合った学生とは今も仲良くしています。長野にいるので冬になればりんごが送ってくるし、こちらもお返しをするという具合です。信頼しあう友人には歳はないと感じています。

Commented by ema 07/15 19:15

yonedaさま
米田さんがキャバレー?ボーイ?いいですねえ!そのギャップがたまりません・・・って、悪い意味じゃないですよ。
亡くなったMのお母さんが毎年年末に、高いイクラを送ってくれていたのですが、もうMはいないのに、なんだか申し訳なくて断ってしまったことがあります。あれが、よかったのか悪かったのか・・・いまだに思い出すと、若干胸が痛みます。


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