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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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演劇人のバリアフリー講座①

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なんとか雪にまぬがれ、1回目のバリアフリー講座を開催できました。

今回の課題は2つ。
一つは、お金をかけないバリアフリーサービスを知ること
もうひとつは、
障害者とコミュニケーションをとり、
心のバリアを少しでも取り去ること。

実際に、全盲の視覚障害の方と、
聴覚障害の方に、いらしていただきました。
演劇鑑賞をめぐる、さまざまな工夫と、可能性について、
さらに普段の生活で、どのようにコミュニケーションをとっているか、
盲導犬のこと、手話通訳のことなど
素朴な疑問にも丁寧に答えていただきました。

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痛感したことは、バリアフリーは、劇団も劇場も、技術者も
全体で取り組んでゆかなければ・・・ということ。
それは、たとえば一つの駅だけがバリアフリーを充実させたからと言って、
車いすユーザーが外出しやすくなるわけではない、
駅も道も、商店街も、ぜんぶが取り組まないと、安心して外出できないのと、
似ているような気がします。
障害者が選択できるくらいに、バリアフリーサービスを実践する劇団や
劇場がふえることで、もっと演劇鑑賞がしやすくなるでしょう。

健常者に比べれば、人数的には少ないかもしれませんが、
これから、私たちすべての人間が老い、難聴などの可能性を抱えています。
自分のこととして、自分の家族のこととして
取り組むきっかけになればうれしいです。
客席に、さんざまな立場の人が集うというのは
すばらしいことですし・・・。

話しが予想以上に盛り上がったせいで、
予定の1時間半を大幅に超え
2時間半もかけた講座になりました。
読みがあまかった・・・ということですが、
質疑応答など活発に行われたのは、よかったと思います。

また、参加者も演劇の制作者を支援する会社の方、
舞台美術家、かんじゅく座の座員、劇場関係者、そして技術屋さんなど
様々な立場の方が集まることができよかったです。

次回、2回目は3月20日。
今度は技術者のお話を伺います。
お誘いあわせの上、気軽にご参加くださいね!
(予約・090-8083-6888)

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-02-22 09:09


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