「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

ボーっと神様

最近、電車に乗ることが多い。
自転車でもいけなくはないのだが、
稽古時間との関係で、まめに電車を利用している。
電車に乗ると、ついつい乗り過ごす。
今日は新宿で降りるつもりが新大久保まで行ってしまい、
東中野で降りるつもりが、中野まで行ってしまった。
電車に乗っているのに、かえって時間がかかってしまう。

なぜか、最後の一駅でボーっとしてしまうのだ。
「ボーっと神様」が、私を支配している。

私のボーっと癖は子供のころからで、
授業を聞いていてもボーっとしており、
先生が最後の締めでいう「わかりましたね？」という言葉だけが聞こえる。
そのとき、ボーっとして何も聞いていなかったことを後悔するのだが
時すでに遅し・・・・

ひどかったのは、沖縄に行った時のこと。
空港で帰りの飛行機を待っていたときに
ボーっとして、気が付いた時には離陸の1分前。
長い時間まった挙句の出来事だった。
ゲートのところにいた係員に言うと
もう無理かもしれないといわれたが、必死に走って
ドアをこじ開けてもらい、なんとか乗り込んだ。

映画を見ているときも、
眠ってしまうならわかるんだが
ボーっとして、起きているくせにみていない、きいていない。
はっと気が付いた時には大事な部分を見損なっている。
入れ替え制ではないときは
もう一度同じ映画を見るのだが
やはり同じところでボーっとする。
3回見たけど、しらないシーンがある。

信号を待っていて、ボーっとして、
遠くのほうの青信号に反応し、ペダルを踏んでしまって
車にひかれそうになったことは数限りなく。
今まで生きているのが、奇跡。

これらのことは、もちろん、
私の集中力のなさなのだが
私に言わせれば、ボーっとしたくてしているわけではないので、
なんだか「ボーっと神様」に支配されているような感じだ。
いい迷惑だ。

いまのところ、対策はない。
なぜなら、寝不足とか、悩みとかが原因ではないから。
しっかり眠った日でも、ボーっとするし、
すごい寝不足でも電車で寝過ごさない日がある。

音楽の打ち合わせに行くとき、
恵比寿駅に着くとどうしてもボーっとしてしまう。
ボーっと神様が笑っている駅。
同じ道で迷子になる。
まるでアルツハイマーだ。
そうしたら、今日はＭちゃんが、迎えに来てくれた。
おかげさまで無事に打ち合わせを開始できた。
迎えに来てもらった上に、
お土産に三越のパイナップルまでもらってしまった。
三越だと思うだけで、おいしさ倍増だ。
たべてみたら、本当においしかった。

大人になったら「ボーっと」が治るだろうと思っていたが、
結局大人になってもなおらなかった。
今後も改善するどころか、ひどくなるだろう。
治らないものは仕方がないから、
そのほかのことを一生懸命やろう。
パイナップルを食べながら、そう思った。
では、ねます。
おやすみなさい。

～本日のありがとう～
Ｋくん、はなしきいてくれて、
ありがとう。

Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ｜2011-11-04 03:03