できることは・・・？

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

募金と節電くらいしか、出来ることがない。
今日は、節電のために、外食にしようと
友人と近所のファミレスに行く。
一人暮らしの人間は、一箇所に集って、節電の一助になろうというのが
ここ２週間の、私の行動の指針。
外灯をすべて切った、遠くからはその存在が全くわからないバーミヤン、
店内は、ほぼ満席でびっくりした。
これだけ目立たなくしても、満席になるのだ。
ファミレスのなかでも、比較的安いバーミヤンならでは、だろう。
営業縮小、短縮、節電で、仕事を失っている若者は
居酒屋にはいけないのだ。
私の副業、ヘルパーは、逆に忙しくなっているが
いつもの倹約生活はかわらず、
それに、さすがに、酒を飲む気分でもない・・・

被災地の方、避難所の方と話してみて
いま、自分にできることがあまりに少ないと
痛感した。

宮城の福祉劇団「鶴亀」のＫさんに電話をしてみても、
物資は配送の関係で届かないだろう、
ボランティアは溢れているわで
「必要なもの？お気持ちだけで充分です」とのお返事だった。

都内の避難所を尋ねてみると
八王子の本部がしきっているので
いま、特に頼めることはないそうな。

先日の朗読劇の稽古では
座員から、「子供たちに朗読テープを送りたい」という案が出たが
わたしたちの決して上手くない朗読を、
子供たちがじっと聞くとは思えない・・・・
というか、それ以前に送っても届かないだろう。

２週間がすぎ
都内の避難所では、映画の上映会も試みたそうだが
現地で苦しんでいる人がいるのに
自分たちが映画を楽しんでいるなんて・・・と、
ほとんど参加者がいなかったそうだ。

この２週間は、長かったが、
気持ちが癒えるには、ぜんぜん足りない。
それどころか、いまようやく、
事の次第を体中で受け止めてしまっているだろう。

節電しかできないのかな、本当に。

～本日のごめんなさい～
奈良県の、シニア劇団らくらく塾さんの公演
みにきてくださいといわれていたが、
いろんな事情でいけなかった。
ごめんなさい。

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Trackback(0) Comments(5) by 鯨エマ｜2011-03-26 23:11

▽コメント▽

Commented by うさぽん 03/27 06:49

2日前、ニュースで自閉症の14歳の中学生が、大好きなピアノ演奏で、避難所の中で、人と係わるのが苦手なのに、リクエストに答えて演奏をして、避難民に癒しや、明るさ、勇気をもてる様にしている姿を見ました

やはり、現実の状況が余りにも悲惨で、心が肉体が疲弊しています

音楽の力を感じました

元気が出ますよね

そうすると、前に進む気持ちに成れます

音楽は生きる力

戦後、笠木シズコさんが　『銀座ブギウギ』と言う明るい歌を歌い、国民に勇気を持つ力と成りましたよね

ラジオでも聞ける音楽

エマさん歌いましょう
如何ですか
ミュージカルも！

子供達も　楽しい音楽を待っています

Commented by ema 03/27 08:38

そのピアノの少年のこと、新聞でよみました。ラジオ体操の音楽をひいて、みんながそれにあわせて体を動かしていると、載っていました。

Commented by Yamepi 03/27 09:46

ワタシもここしばらく自分には何ができるのかを考えています。
楽しいことをするのに後ろめたい気持ちになりがちですが、
楽しい時間を過ごすことは精神衛生上とてもたいせつだし、贅沢を控えつつも、おめでたいことなどは精一杯お祝いしてもいいのではないかと。
それぞれが自分の本分を粛々と全うし、ささやかながらいまできることをやる。
そして、これなら自分にもできるかも？いま必要とされてるかも？と思った時に、ちょっと頑張って＋αのミッションを自分に課していければ良いのかと思います。
こんなでは弱気かなとも思うのですが…、今のところはそんな心境です。

Commented by yasumine 03/28 09:38

そう。何ができる？
僕も随分考えたよ。
妻とも相談して、物資の提供の問合せをした。
emaさんの時と同じ応答が帰ってきた。
でも、被害の少ないところや
職場があり仕事がある人は
動きを停めてはいけないのだと思う。
イベントなどの自粛は自首苦につながると
思うようになりました。
それぞれの職場で、それぞれの仕事を通して
復興に向かうことが一番です。
笑いや音楽や復興の日本を楽しませる
エンターテイメントをよろしくです！

Commented by ema 03/28 21:03

Ｙａｍｅｐｉ様、そしてＹａｓｕｍｉｎｅ様

不公平にも計画停電さえない２３区の住人である私は、後ろめたさを感じていますが、人は人によって元気になるのですよね。活動し続けます。大変なときなのに、勇気をありがとうございました。

□この記事のリンク元

http://kujira-enter.sakura.ne.jp/ (6)

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