夜行バスの悲劇

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鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

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[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

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夜行バス利用者が増えているおかげで
料金は年々安くなり、
時間帯も幅広くなった。
最近は、中年女性やサラリーマンぽい方も多い。

しかし・・・・
いまは学生が夏休み真っ只中。
バスの中も学生、というか、コギャルばかりだ。
いかにもＴＤＬ帰りです！といわんばかりの大荷物で
乗り込んでくる。
彼らのうるさいことといったら！！

そして、行儀が悪い。
私は小姑さながら、こめかみをピクピクさせながら、
早く寝てしまおうと努力をした。
そのとき！

後ろの座席から、舌足らずの声が。
「もうすこし、おこしてください。」
これ、リクライニングのことだ。

深夜バスで、リクライニングをたおしちゃいけない？
どういうことよ！！！
みんなで一緒に平行に倒れるのが
夜行バスの常識でしょうが！！
・・・と、おこる自分がいやなので
「はい」と、返事をして、若干背もたれを元に戻す。
これじゃ、ねむれんよ。

バスは、９時５０分に新宿を出たにもかかわらず、
大阪に着くのはかなり遅めの７時予定。
なんで、そんなに時間がかかるのかと思ったら
途中で１時間半の休憩を２度も取っている。
はあ、長丁場だなあ。
そのあいだ、うしろのせきでは、れいのカマトト女が
慣れない車内の寝心地に
もぞもぞもぞもぞ・・・・・
いい加減に、静かに寝なさいよ！！
イナイナイナイナ・・・・
おこっちゃいかんよ、私。

深夜になって、隣の女子が、グラングラン寄りかかってきた。
アイポッドのラインが、私に巻きついてきた。
きぃ～～～～～！ったくもう！

果たして、６時半に予定より早く大阪駅に着いた私は
ふらふらの寝不足。
これからは、夏休みシーズンは新幹線を使おう。

ＷＳは、なかなかおもしろい。
今夜はせりふ覚えに集中しやす。

～本日のありがとう～
小学校の同級生Ｋ君が大阪在住なので
「のもう！」とさそっていたにもかかわらず、
せりふを覚える時間がないために
私から先送りにした。
先生業を営む彼は
「予習の大変さはよくわかります」と
丁寧なメールをくださる。
ごめんね、ありがとね。