今日も元気にチャリチャリと、自転車ライフ。
桜上水から渋谷へと向かうのに、富ヶ谷を通った。
ここは、かつて所属していた青年座のあるところ。
かれこれ15年前、入団したばかりの私は、まだ鎌倉から
劇団まで2時間かけて通っており
電車賃を浮かせるべく、横浜から東横線を使って渋谷に出て
渋谷から東急本店の横を通って
富ヶ谷まで歩いていた。
すぐ裏はお屋敷が立ち並ぶ松涛で
反対側はNHK。
・・・と、こんな土地柄のせいか、この細い商店街は、それなりに充実していて
昔なつかしいパン屋さんからおしゃれな家具屋さん、
赤提灯から、イタリアンレストランまで
キュウキュウと肩を並べているのだ。
でも、久しぶりにチャリを走らせた今日、
シャッターが締まった店が多いのに驚いた。
古い店が閉店しているというだけではなく
有名なお菓子屋さんも、なくなっていた。
切なさもあるけれど
「わあ・・・・この、うなぎやさん、まだ健在だ。」
とか
「このクリーニング屋さんで衣裳を焦がされたなあ・・・」
なんてなつかしい気持ちも半分・・・
走行しているうちにあっという間に
文化村の脇へ出た。
ハナミズキがきれいに咲いている。
いつからここに植えられていたっけ・・・
まったくしらなかった。
実はハナミズキを知ったのは去年。
山形で一面に白い花を咲かせているのをみて
てっきり、さくらんぼの花かと勘違いして
友達に写メを送ったら「ハナミズキね。」
と返ってきたのだった。
もともと、木に咲く花が好きで
このハナミズキも大好きになったけど
あの曲、「ハナミズキ」の歌詞がなんとなく心に残っていて
それで、すきなのかもしれない。
「薄紅色のかわいい君のね
果てない夢がちゃんと終わりますように
君と好きな人が百年続きますように」
劇団時代を思い出す、なつかしい道の夕方・・・・
by 鯨エマ|2008-04-22 23:11
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