お片づけ講座では、紙類の整理をテーマにすることもあります。
整理の基本は「減らす」「わける」「おさめる」
片付けられないの前に、そもそもの量が多い場合は、まず減らすことを考えると収納の手間やスペースを考えなくても済みます。
いろんなタイプの紙が家の中にはありますが、「これ使えるかも」と新聞や雑誌を切り抜くことが多い方は切り抜くだけではなく、
その情報(ここでは「情報のかけら」とよびます)をちゃんと使いこなしているかどうか、を見直してみてください。
「いつか作ろう」と思っていた新聞に載っていたレシピ
「いつか応募しよう」と思っていた懸賞の応募要項
「いつか買おう」と思っていた、洋服の切り抜き
「いつか参考になるかも」と思っていたチラシ
これらの「いつか」は、思っているだけではなかなかいつかがやってきません。
しかも、それぞれの紙質も違えば、大きさも違います。
なので、サイズを揃えて保管することをオススメしています。
一番使いやすいのはA4サイズ。
ちなみに今、官公庁をはじめ広く使われている書類のサイズはA4判です。
たて21cm
よこ29.7cm
この紙に切り抜いた「情報のかけら」を貼っていきます。
わざわざ買ってこなくても、使い終わった書類の裏側の白紙に貼り付けていきます。
ここで重要なのは日付をつけること。新聞の切り抜きなら、日付の部分を一緒に貼っておくと書く手間が省けます。
あまりにも古い切り抜きが、活かされずに保管されたままだったら「捨てる情報」なのです。
何度も見返して使っている情報は、紙として残さなくてもあなたの知恵として身についているかもしれません。
いずれにしても、永遠にとっておかなければならないものではありません。
私たちは書類として受け取った瞬間から「何となく」捨ててはいけない、と思いこんでしまいがちです。
けれど、本当に必要なのは、紙そのものではなく、紙に書かれている情報。
それが活かされていなければいくら持っていても価値をうみません。
以下は私の失敗談です。
私は結婚してまもなく、料理レシピの切り抜きをたくさん持っていました。
笑っちゃいますが、切り抜きをしていて、夕食を作る時間になってしまいあわてたことも。
本末転倒ですね。
結局自分にはたくさんのメニューを作れないと悟り、自分の好きな味のメニューがたくさん載った本を1冊買い、今でも使っています。
切り抜きも時々しますが、切り抜いたらその日のうちに試しています。
料理レシピに限りませんが、たくさんの情報がありすぎると情報でおなかいっぱいになってしまいます。
是非、今持っている「情報のかけら」を大切に活かしてみてください。
Trackback(0) Comments(0) by つき|2012-03-13 17:05
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