喜寿のお祝い

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

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かんじゅく座座員の喜寿のお祝いをしました。
５人目の７７歳です。
先日８０歳になる方が新たに入団なさったので
ずいぶん平均年齢も高くなりましたね。

プレゼントはモエのシャンパン。
私にはイマイチわからない分野なので、詳しい座員にアドバイスいただいて
昨日、信濃屋さんで調達。
普段あまり見ることのない洋酒コーナーなどのぞき、
世界の相場にびっくりしたり…楽しいお買い物でした。

７７歳・・・考えてみればすごいです。
彼女の明るさ、頑張り、ひょうきんなところ、
すべてが、後を追いかける私たちへのエールとなっています。
全員の誕生日をお祝いできるわけではないのですが
こうして節目にみんなでお祝いできるというのは
いいものです。
なによりうれしかったのは、座員にサプライズを提案したとき、
みんな、自分のことのように喜び、協力してくれたことです。

さて、７７歳のＴ女史が今、演じているのは
ジャージ姿の高校生。
こういうことができるのも、舞台だからこそですが
今回のキャスティングでは、座員たちが
高校生から９０歳まで、幅広い年齢を演じています。
９０歳なんて、難しくはないだろうと思ったら
けっこう苦戦していたり・・・・
高校生役を意外とすんなり受け入れていたり・・・・
キャスティングというのは妙なものですが
取り組む姿勢次第で、どんな役でも「好き」になれる！
そういうところも、演劇の魅力だと思います。
７７歳のかたが、何の抵抗もなく、高校生を演じる姿を見ると
人間関係や、年齢幅というのは、
本当はそれほど難しくないものなのではないかしら・・・と
思ったりします。
知らない人同士が、先入観を持たずに出会えば
それなりの関係が成立するものなんじゃないかと。

喜寿・・・喜びの年ですね。
今日は３．１１だったこともあり、
生きることの喜びを、ジワリ、感じた１日となりました。