ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[まいにちが、記念日] 記事数:575

< 次の記事 | 前の記事 >

こんな本読んだよ#012「カソウスキの行方」

このエントリーをはてなブックマークに追加

冬というのは、読書には向かない気がします。
本読みなんて、全く動いていないのに億劫です。
活字を追うのがつらいです。。。

が、この本はさらっと読めてしまいました。
しかも笑える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「カソウスキ」=「仮想好き」

主人公の独身女性、イリエは後輩の裏切りから左遷される。
本社勤務から郊外の倉庫へ移動となる。

寒々しいアパート。買い物にも不便な街。
そしてクセのある同僚。
本社ではバリバリに働いていたのに、
自分の裁量でなにひとつ決めることのできない立場へ急降下。

そんな中、イリエはあることを思い立つ。
同僚の独身男性、森川を好きになったと仮定してみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「住めば都」という言葉があります。
筑西で10年目の春を迎えようとしている今、この言葉って深いなーと思えます。
 

「つらい、こんなところイヤだ」と思い続けているときに見えなかったことが、
無理っくりにでも、「好きになろう」と思った時から、よいところが見えてくる。
不思議なものです。
 

イリエの場合は、わりと投げやりな気持ちからでしたが、
投げやりでもなんでも、その場を楽しんじゃえ!という精神があれば、
世の中捨てたものではないです。

 
「カソウスキの行方」
津村 記久子・著  講談社

Trackback(0) Comments(2) by つき|2010-01-14 16:04

[まいにちが、記念日] 記事数:575

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)